物 理 的 半 減 期 | 87.5日 |
崩 壊 形 式 | β− |
β線エネルギー | 最大エネルギー 167 keV |
検 出 器 | 液体シンチレーションカウンター |
毒性(IAEA classification) | medium-low |
年 摂 取 限 度 | 経口 2.2×108 Bq、吸入 8.1×107 Bq |
最 大 飛 程 | (空気中) 30 cm |
(水中) 0.28 mm | |
遮 蔽 | プラスチック、3 mm厚のプラスチック板でも被ばくを十分に減ずることができる。 |
取り扱い上の注意 | トリチウムと同じである。 |
物 理 的 半 減 期 | 59.41日 |
崩 壊 形 式 | 軌道電子捕獲(EC) |
γ線エネルギー | 35 keV(7%放出、93%内部転換) |
検 出 器 | ウェル型シンチレ−ションカウンター、キュリーメーター、低エネルギーγ線用サーベイメーター、GMサーベイメーター |
毒性(IAEA classification) | medium-high |
年 摂 取 限 度 | 経口 1.4×106 Bq、吸入 2.2×106 Bq |
遮 蔽 | 鉛(0.25 mm厚) |
取り扱い上の注意 | ヨウ素の揮発性と甲状腺への取り込みが重要な問題である。ヨウ素イオンを含む溶液を酸性にしたり、冷凍保存したりすると揮発性のヨウ素に変化するので注意しなければならない。またバイアルは必ず封をする。放射能濃度の高いNaI溶液を不用意に開封すると、微滴が空気中に飛散するので注意すること。 |
物 理 的 半 減 期 | 14.26日 |
崩 壊 形 式 | β− |
β線エネルギー | 最大エネルギー 167 keV |
検 出 器 | ホスホォカウンター、液体シンチレーションカウンター、GMサーベイメーター |
毒性(IAEA classification) | medium-low |
年 摂 取 限 度 | 経口 2.4×107 Bq、吸入 3.3×107 Bq |
最 大 飛 程 | (空気中) 720 cm |
(水中) 0.8 mm | |
遮 蔽 | プラスチック(1cm厚) |
取り扱い上の注意 | 通常使用されるRIの中で最もエネルギーの高いβ線を放出するので十分な注意が必要である。バイアル等の取り扱いはできる限りピンセット等を用い、指先の被ばく線量を少なくするようにする。アクリル板の遮蔽器具等を使用してβ粒子を吸収させ、その際発生する制動放射線も必要に応じ鉛等で遮蔽する。 |
物 理 的 半 減 期 | 5730年 |
崩 壊 形 式 | β− |
β線エネルギー | 最大エネルギー 156 keV |
検 出 器 | 液体シンチレーションカウンター |
毒性(IAEA classification) | medium-low |
年 摂 取 限 度 | 経口 8.8×107 Bq、吸入 8.8×107 Bq |
最 大 飛 程 | (空気中) 24 cm |
(水中) 0.28 mm | |
遮 蔽 | プラスチック、3 mm厚のプラスチック板でも被ばくを十分に減ずることができる。 |
取り扱い上の注意 | トリチウムと同じである。 |
物 理 的 半 減 期 | 12.33年 |
崩 壊 形 式 | β− |
β線エネルギー | 最大エネルギー 18.6 keV |
検 出 器 | 液体シンチレーションカウンター |
毒性(IAEA classification) | low |
年 摂 取 限 度 | 経口 2.9×109 Bq、吸入 2.9×109 Bq |
最 大 飛 程 | (空気中) 6mm |
(水中) 6×10-3 mm | |
遮 蔽 | 必要なし |
取り扱い上の注意 | トリチウムはβ線のエネルギーが低く、直接モニターすることはできないので、実験室は特に清潔に整理整頓し、定期的に“スミアー法”によりモニターする必要がある。トリチウムの汚染は、外部被ばくに関する限り問題はないが、内部被ばくの原因や謝った実験結果を導く可能性があるので、できるだけ少なくしなければならない。 |